新人介護職員の指導のポイント!

2020.10.18掲載
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お役立ち情報


ベテラン介護職員の皆さん、新人・未経験の
介護職員の指導に悩まれることはありません
か?

介護職員の早期退職を防ぐためにも、初めの
教育は非常に大切になります。
これは教育担当にとっては責任の重い仕事で
すよね。
 
今回は、新人・未経験介護士を教育するにあ
たって、どのような点に気をつけながら教育
・指導を行えばいいのかをお伝えしていきま
す。


〇新人介護士の教育・研修内容

新人介護職員の研修(OJT)には決まったル
ールはありません。
施設によってやり方はさまざまで、教育担当
のやり方に任せているところもあれば、独自
のマニュアルや研修教材が用意されていると
ころもあると思います。
 
内容に関しては、下記のような研修を行うケ
―スがあります。

  • 1日の流れと具体的な業務内容
  • 介護技術
  • 介護記録の書き方
  • 介護保険制度や介護業界の基礎知識
  • 事業所の理念・方針について

これらは”ただ教えればよい”というわけではな
く、新人職員一人ひとりの能力や適性を見なが
ら研修を進めていくことが非常に大切です。
だからこそ悩まれる方も多いのではと思われま
す。
新人が一人前の介護職員に成長できるかどうか
は教育・指導にかかっていると言っても過言で
はありません。


〇教育担当が繰り返し伝えるべきこと

教育係が繰り返し丁寧に伝えていくべきことが
あります。

 それは、次の4つのことです。
 
介護職の心構え
接遇マナーの大切さ
介護事故防止の重要性
どんな介護職員を目指してほしいか

 

◆介護職の心構え

介護の仕事は利用者の快適な暮らしをサポート
するサービス業です。
質の高いサービスを提供するために、利用者の
方と信頼関係を築いていくことが大切です。

・利用者の尊厳を守る
・利用者と向き合う

といった介護職としての心構えを持っておかな
ければいけません。
 
日々慌ただしく業務に追われるなかで、つい忘れ
てしまいがちになる介護職の基本の心構え。繰り
返し丁寧に伝えていきましょう。
そして何より、よいお手本となるように、教育係
は常に態度や行動で示してあげてください。


◆接遇マナーの大切さ

介護職の心構えともつながりますが、介護職員は
何よりもまず基本の接遇マナーを身につける必要
があるでしょう。
 
基本の接遇マナー5原則
1.挨拶
2.身だしなみ
3.言葉遣い
4.表情
5.態度
 

常に明るく笑顔でいることを心がける」「自分
から元気よく挨拶をする
」といった基本的なこと、
利用者の話を聞く傾聴」や「気遣い」も重要
接遇です。
 
接遇に正解はなく、一日二日ですぐに身につくも
のでもありません。
だからこそはじめの指導はとても肝心です。
常に利用者の立場を想像し、思いやりの心を持
ってサービスを提供する
」ことの大切さ
を伝えて
いきましょう。


◆介護事故防止の重要性

多くの介護現場では転倒や誤嚥、介助中の事故な
ど、介護事故が発生しています。
職員の知識の未熟さによる事故というのも少なか
らず起こってしまっています。
 
介護事故を100%防ぐことは難しいですが、事前
の準備と対応で事故の発生を最小限に抑えること
は可能です。
新人職員にはこのリスクマネジメントの重要性
説くことが大切です。
 
事故防止のために行っている施設の取り組みや、
施設内で起こった事故の事例、事故が起こった場
合の対応方法を必ず共有しておきます。
そして気になることや疑問点などがあれば、些細
なことでも「報・連・相」を徹底するように指導
しましょう。
 
また新人職員が業務に慣れるまでは、教育係が必
ず付き添って確認しながら業務を行うことが重要
です。そのために必要な体制づくりにも心がける
ことも必要ですよね。


◆どんな介護職員を目指してほしいか

教育係は、法人の理念や方針を踏まえて「求めら
れる職員像」を明確に提示しましょう。
 
求めている職員像を明確に提示することで、何のた
めにその技術・知識を習得しなければならないのか
という目的や働くうえでの価値観が具体化され、新
人職員の主体性も促すことができるでしょう。


教育係は新人職員の気持ちを理解しよう

新人、特に介護職未経験の職員は、慣れない環境の
なかで色々な悩みや不安を抱えながら仕事していま
す。

早期退職を防ぐためにも、教育係は常に新人介護職
員の気持ちを理解することを心がけてください。
新人職員が楽しくやりがいを持って仕事をできるよ
うにしてあげることも教育係の重要な仕事です。

新人によって言っていることが違う!

教育係に教えてもらったやり方で業務を進めていた
ら、他の職員から「そんなやり方してたらいつまで
経っても終わらないよ?」と注意を受けた。

教えてもらった通りにやっただけなのに・・・。
 
一体誰の言うことを聞けばいいの?

こんなことが続けば「この人(教育係)の言うことを
聞いても注意される」と認識され、信頼関係が築けな
くなってしまいます。

こういったことが頻繁に起こっている場合には「新人
への指示・指導は教育担当から」と指示系統を決めて
おく
ようにすることをおすすめします。

他の職員がやり方に疑問を感じたりした場合は、(緊
急時でなければ)新人職員に直接注意したり咎めたり
せず、教育係に伝達し確認をとるように決めておきま
す。
そうすることで、新人職員も戸惑うことなく業務を進
めることができます。

先輩が忙しそうなので声をかけられない・・・

わからないことがある時や、作業が終わって次に何を
したらいいかわからない時、先輩に指示を仰ぎたいけ
れど忙しそうだから声をかけられない・・・。

でも何もせずに突っ立っていたら、他の先輩から「あ
の子何してるんだろう?」と思われてしまう。
  忙しそうに働く先輩に、後輩は遠慮してなかなか声を
かけられないものです。

なるべく話しかけやすい雰囲気をこちらから作ってあ
げるようにしてください。
 
また声をかけづらい上司の特徴として下記のようなこ
とが挙げられます。

表情が険しい、無表情
・動作が早く、隙がない
・目が合わない
・愚痴や文句をよく言っている
・人の意見を聞かない、否定する

 
 
・自分から積極的に話しかける明るい和やかな表情
で過ごす
など、新人が萎縮せずに話しかけられる空
気づくり
を心がけましょう!

とにかくやってみて・・・

人が足りないため、一度軽く教えてもらっただけの
介助業務をすぐにやるように指示される。

でも1人でやったことがないのでうまくできないし、
できなかったら「この間教えたよね?」と嫌みっぽ
く言われて辛い。
 
もう少し時間をかけて教育してほしい・・・

どこも人手不足の介護現場。じっくり時間をかけて
教えることも正直難しいというのもわかります。
しかし、新人がよく理解せず不安な状態のままで業
務を行うことは決していいことではありません。

時間はかかるかもしれませんが、業務に慣れるまで
サポート・チェック・フィードバック
をしっかり
とサポートす
ることが大切です!

新人介護職員を指導するときの5つのポイント

さて、実際に新人教育を行うにあたってどのような
ことを意識すればいいのでしょうか。

指導者が持っておきたい考え方を下記の5つにまとめ
ました。
 
◆手本を見せてからやってもらう
◆人前で叱らない
◆褒めて伸ばす
◆一度でできて当たり前と思わない
◆スキルチェックシートの活用

 
これらのポイントについてお伝えしていきます。

ポイント1|手本を見せて、同じようにやってもらう

口頭で指示を出していきなり実践させるのではなく、
まずは手本を示すことが大切です。
上司からすると「やってみたほうが早い」「自分で
考えることが大切」という言い分かもしれませんが、
新人からすると「どうしたらいいかわからない」
「失敗するのが怖い」という感情が働き、何もでき
なくなってしまいます。

人材育成においては、まずは手本を見せてあげる
こと

次に具体的に細かいポイントを伝え、やってみても
らいます。
できている部分は褒め、できていない部分はフィー
ドバックをします。

これを繰り返して経験を積んでいくことによって、
スキルと共に自信がつき、次第に自身で考え判断
することができる介護士に成長していく
でしょう。

ポイント2|人前で叱らない

教育するなかで、ときには叱らなければいけない
場面が出てくるかもしれません。
ただし叱り方には注意が必要です。

まずは「場所」と「タイミング」。
叱る場所は、できるだけ人目につかない場所を選
びましょう。
また、周りに聞こえるような大声で叱るのもNG
す。

叱る前に、相手への事実確認と話を聞くことを欠
かさない
でください。
そうでないと叱られている側は「一方的に理不尽
な怒られ方をしている」と感じてしまう可能性が
あります。
まずはヒアリングを行い、感情的に叱ることのな
いよう
にしましょう。

さらに叱るだけでなく、「どうすれば良かったの
か」「今後は
こうしよう」と必ず具体的な改善策を提示する
(もしくは一緒に考える)
ことが大切です。
「叱られた」という嫌な気持ちだけが残ってしま
わないように、また前向きに仕事に取り組めるよ
うに、叱った後のフォローを忘れない
ようにして
ください。

ポイント3|褒めて自信をつけてあげる

新人育成には「褒めること」がとても重要です。
不安を抱えながら仕事をしているなかで、上司に
一つでも褒めてもらえることがあればやる気もわ
きますし自信にもつながるのではないでしょうか?

褒めるときは、頑張っていることや成長している
点を具体的に
伝えて褒めましょう。
「自分のことを見てくれている」と感じてやる気
が向上し、さらなる成長につながる
でしょう。

ポイント4|一回でできて当たり前と思わない

度教えたからといって、すぐにできるようにな
るわけ
ではないということを理解しておきましょう。

入職したばかりの新人は、覚えることだらけです。
施設のルールや利用者さんの情報、介助技術や知識
などこれらの膨大な情報を一度に詰め込まれても処
理できなくて当然です。

やる気が感じられないのはまた別問題ですが、でき
るようになるまで根気よく「見守る」「教え方を変
えてみる」など指導者側の配慮が必要
です。

ポイント5|スキルチェックシートを活用する

介護職員に必要となる介護技術などをリスト化し、
できること・できないことを可視化することが大切
です。


新人が自分自身で日々の上達をチェックできる状況
を作ることで、本人の成長意欲を高めます。
さらに教育係が定期的にチェックし指導することで
知識・技術の向上を図ります。

チェックシートの内容は身体介護技術や日常業務の
スキクマネジメントに関する項目などもリスト化し
ましょう。

一覧にすることで、個人の上達レベルや得意・不得
意な分野が
把握できるようになり、研修内容を再考
したりフィードバックもしやすくなります


自分が教育担当をした新人が立派な介護職員に成長
することは、あなたにとっても大きな喜びや達成感
につながるでしょう。
ぜひ一人ひとりの職員としっかりコミュニケーショ
ンをとりながら、彼らが立派な介護士になれるよう
指導していきましょう!


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